2016年4月15日

第11回総会に72人が参加 国・加害企業の責任追及に全力

いわゆる「クボタショック」から11年を迎え、深刻なアスベスト被害が今なお続いている中、「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」(船越正信会長)は4月2日、尼崎市立小田公民館で第11回総会を開催、72人が参加しました。
労災型の尼崎アスベスト訴訟控訴審は、2月15日に結審し、大阪高裁で5月26日に判決が言い渡されます。総会では、「尼崎アスベスト訴訟の到達点と今後の展望・課題」について弁護団の和田信也事務局長と菊田大介事務局次長が講演。各地の建設アスベスト訴訟では、国の責任について、東京、福岡、大阪、京都の各地裁が認め、京都では、建材メーカーの責任まで認めたことなどにふれながら、労働安全衛生法に基づく規制権限(具体的で実効性のあるもの)不行使の違法性が認められていると指摘し、5月26日の大阪高裁判決に期待しているとまとめました。
船越会長が「非情に長い闘いが続いている。加害企業の責任を明確にしない限り、真の救済はない。労災型の高裁判決が深刻な被害に向き合ったものとなるよう期待している。被害者は増え続けており、さらなる闘いの継続が重要」とあいさつ。
日本共産党の堀内照文衆議院議員が「この間、国会でも国の責任で被害者救済制度の充実を求めてきた。塩崎厚労大臣から『救済法でカバーしきれない被害者が残っている現実もよく分かった。健康問題は厚労省の責任なので環境省と連携したい』との答弁を引き出した。今後ともみなさんと連携して頑張りたい」と来賓あいさつしました。
昨年3月から今年2月までの活動のまとめと今後1年間の活動方針(今年は、2006年に施行された石綿健康被害救済法の見直しの年にあたり、国の責任を明確にし、恒久的な健康管理システムの構築などを実現する運動を強めることなど)、次期役員体制を粕川實則事務局長が提案し、確認されました。

………………………………………………………………………………………………………………
<総会に寄せられたメッセージ>
働くもののいのちと健康を守る全国センター  理事長 福地保馬 様
兵庫県保険医協会 環境・公害対策部長  森岡芳雄 様
日本共産党 参議院議員 市田忠義 様