2011年7月20日

人命よりも経済性を優先した国・加害企業

アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会

会長 船越 正信

 

2005年6月にクボタによる周辺住民のアスベスト被害が大きく報道されたいわゆる“クボタショック”から丸6年が経ちましたが、未だに国もクボタもその責任を認めていません。

アメリカ、ヨーロッパ諸国では1970年代にはアスベストの使用を規制し始めましたが、日本は1990年代になっても大量に輸入しづけ、アスベストの原則使用禁止となったのは2004年のことです。アスベストによる健康障害(石綿肺、肺がん、中皮腫など)に関しては1960年代には国も、企業も認識する機会があったにも関わらず、規制もせずに使用を許してきたこの国のあり方。

過去の様々な薬害問題、現在の原発問題でもそうですが、人命よりも経済性の優先、情報公開の遅れ・不十分さ、問題が生じたときの対策の遅れ等々、共通した背景が感じられます。

私たち「尼崎の会」としては、アスベスト被害に関する健康相談、救済に向けての相談、労災・法的相談等に対して出来るだけの対応をしていきたいと考えています。