2014年3月27日

尼崎アスベスト訴訟(労災型)が結審、判決は9月30日

尼崎アスベスト訴訟の労災型は、3月26日、神戸地裁で22回の弁論が開催され、この日で結審し、9月30日に判決と決まりました。大法廷で開かれた弁論を、90人の支援者が傍聴しました。

この日、原告の藤原ノリヱさんと山本美智子さんが意見陳述。藤原さんは「夫がアスベストによる肺がんで56歳の若さで死亡して16年半、裁判を起こしてから5年が経過した。国がアスベストを規制してくれさえすれば、骨と皮になるまでやせ細り、苦しみぬいて亡くなることはなかった。国の責任を明確にしてほしい」。山本さんは「クボタに石綿を運んでいた夫が63歳で亡くなって9年半になります。夫の死によって運送事業の継続も失い、家族の人生が大きく変わりました。アスベストに侵される前の夫を返してほしい。しかし夫は帰ってきません。せめて裁判では、夫の肺がんの責任が国とクボタにあることをはっきりさせて区切りをつけたいと思います」と、それぞれ訴えました。

原告弁護団は、クボタ旧神崎工場からの石綿飛散、クボタの安全配慮義務違反、国・クボタの予見可能性、筑豊じん肺最高裁判決に沿った判断をすべき、両原告に対する国の違法性を訴え、八木和也弁護団事務局長が「被告クボタは安全配慮義務及び民法709条に基づき損害賠償義務を負い、国は国家賠償法1条1項に基づく損害賠償義務を負う」と弁論を締めくくりました。

以上